15年を超える歴史を持つAmebaでは「Amebaらしさ」を改めて解釈するために、ブランドを再定義し、それを体現するためのデザインシステム「Spindle」を構築しました。
今回は、Amebaという大きく長い歴史を持つサービスで、どのようなプロセスでブランドを定義、デザインシステム構築までに至ったのかを今日のデザインの役割と共にご紹介します。
とのことで、デザインシステムの中身についてのことはそこまで語られてなく、そもそもブランディングを行った経緯や設計や構築フローについて語られていました。
デザイン思考というプロセスが一般化されつつある。
CAでは5年ほど前からデザインスプリントを実施。
デザインスプリント:ユーザー体験を軸に発見・定義→展開・検証を繰り返す。
すべてのタッチポイント(SNS・広告...)でブランドメッセージを伝えること。
Amebaはブログを中心としたメディアプラットフォーム。
→ ブランドとして再生する必要があるタイミングだった。
→ 内側(ビジョン、意思)からのアップデートを行った。
根幹を定義することで、組織の向かう方向を作る。 → 「Amebaらしさ」とは何か?を問い、サービスのベクトルを定めて、強固なカルチャーの創出を行う。
デザイン思考のプロセスを応用してつくる。
最近で言うパーパスは、ミッションに近いところ
ブランドの浸透戦略(届けるための施策)を考えていく。
ゴールデンサークル理論(WHYからはじめる)を使う。
の領域をもとに、それぞれに対してアクションを出していく。
状態目標の設定と、どのようなアクションが必要なのかの設計。
サイバーエージェントのデザインシステム Spindle のWebサイト
のため投資判断を行った。
これらを丸々込みにして、デザインシステムを利用すればアメーバのブランドが分かる&らしくなる状態を目指す。
実際のアウトプット
プロダクト、社内ツールなどあらゆる場所でブランドを体現していく。
アウトプットしながら、改善、洗練を反復していく。
体現したことが、どこまで浸透したのか。
- 組織
- パートナー
- 市場コミュニケーション
- カスタマーリレーション
- キャッシュポイント
- ユーザーが払うコスト
の領域ごとの自己評価を行った。
社内アンケートも実施。
など。
浸透度1〜4まで
Spindleについてはリリースされてから知ってはいたので興味があり視聴しました。
最後のQ&Aでも言っていたが、もともとデザインシステムのようなものが作りたいという声は社内からあがっていて、そこにうまくブランディングを紐付けられたので、モチベーション等も高かったという話がありました。
ただ最近各社構築しているデザインシステムというものでも、ブランディングの一部に過ぎないということや、やるだけの根拠みたいなものがここまで考えているんだなと感じました。