【学習メモ】JavaScriptコードレシピ集 その10
JavaScriptコードレシピ集 の学習メモ 続きです。
- 作者: 池田泰延,鹿野壮
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Chapter10 アニメーションの作成
181 CSS Transitionsの終了時に処理を行いたい
CSSの animation
ではなく transition
の終了を監視する場合、transitionend
イベントを用いる
const item181_rect = document.querySelector('.item181_rect'); item181_rect.addEventListener('transitionend', (event) => { // アニメーション完了時のコード console.log('アニメーションが完了しました'); });
182 CSS Animationsの終了時に処理を行いたい
CSSの animation
を監視する場合はこちら
animationstart
, animationiteration
, animationend
を使ってそれぞれのタイミングが取れる
.item182_rect { width: 40px; height: 40px; background: red; animation: infinite 1s item182_rotate linear; } @keyframes item182_rotate { 0% { transform: rotate(0deg); } 100% { transform: rotate(360deg); } }
const item182_rect = document.querySelector('.item182_rect'); item182_rect.addEventListener('animationstart', (event) => { // アニメーションが開始したときのイベント console.log('アニメーションが開始しました。'); }); item182_rect.addEventListener('animationiteration', (event) => { // アニメーションで繰り返しが発生したときのイベント(繰り返しが未指定の場合は発生しない) console.log('アニメーションで繰り返しが発生しました。'); }); item182_rect.addEventListener('animationend', (event) => { // アニメーションが完了したときのイベント(繰り返しを指定した場合は発生しない) console.log('アニメーションが完了しました。'); });
183 アニメーションのための「Web Animations API」を使いたい
Web Animations API だと JavaScript だけで管理でき、終了時の判定をしやすいというメリットがあります。
第一引数には開始値と終了値を含むオブジェクトを、第二引数にはアニメーションの属性を含むオブジェクトを指定します。
※ Edge はサポートしていないので使用するには Polyfill が必要 https://caniuse.com/#feat=web-animation
参考:Web Animations API を使ってみる - Qiita
// 要素を取得 const item183_rect = document.querySelector('.item183_rect'); item183_rect.animate( { transform: [ 'translate(0px) rotate(0deg)', // 開始値 'translate(200px) rotate(360deg)' // 終了値 ] }, { duration: 3000, // ミリ秒指定 iterations: Infinity, // 繰り返し回数 direction: 'normal', // 繰り返し挙動 easing: 'ease' // イージング } );
- 184 要素の大きさを変えたい
- 185 要素を移動させたい
- 186 要素の透明度を変化させたい
- 187 要素の明度を変化させたい
- 188 要素の彩度を変化させたい
あたりはCSSのプロパティと上記が分かってれば大丈夫そうなのでスキップ
189 requestAnimationFrame()
を使いたい
時間経過で変化し続けるには
requestAnimationFrame()
メソッドを利用します。requestAnimationFrame()
メソッドは再描画の前に関数の呼び出しを要求する命令です。ウェブのアニメーションでは
requestAnimationFrame()
メソッドを使うのが、もっともムダがなくなめらかに見せられます。
requestAnimationFrame()
メソッドは一度しか呼び出されません。アニメーションを実装するには連続して呼び出す必要があるので、関数のなかで自身の関数を呼び出すように予約しておきます。
tick(); function tick() { requestAnimationFrame(tick); // アニメーション処理を記述する }
関数を止めたい場合は
requestAnimationFrame()
の呼び出しをしないcancelAnimationFrame()
を使ってキャンセルする
tick(); let requestID; function tick() { requestID = requestAnimationFrame(tick); // アニメーション処理を記述する } cancelAnimationFrame(requestID);
190 requestAnimationFrame()
でHTML要素を動かしたい
これは style
当てる形の例ですが、requestAnimationFrame()
は WebGL や Canvas 動かす場面で主に使うそう
CSSの will-change
プロパティはじめてみましたが、おまじない的な意味合いだそうであまり気にしなくて良いのかなと
参考:CSS: will-change指定時の挙動, パフォーマンスへの影響と考察 - Qiita
<div class="item190_stoker">👻</div>
.item190_stoker { position: fixed; top: 0; left: 0; will-change: transform; font-size: 5rem; }
// マウスストーカーの要素を取得 const item190_stoker = document.querySelector('.item190_stoker'); // マウス座標 let mouseX = 0; let mouseY = 0; // ストーカーの座標 let currentX = 0; let currentY = 0; // マウス移動時 document.body.addEventListener('mousemove', (event) => { // マウス座標を保存 mouseX = event.clientX; mouseY = event.clientY; }); item190_tick(); function item190_tick() { // アニメーションフレームを指定 requestAnimationFrame(item190_tick); // マウス座標を遅延してストーカーの座標へ反映する currentX += (mouseX - currentX) * 0.1; currentY += (mouseY - currentY) * 0.1; // ストーカーの要素へ反映 item190_stoker.style.transform = `translate(${currentX}px, ${currentY}px)`; }
JavaScript 側でアニメーションさせる(CSS的な要素を指定する)のはなんか好かないのですが、やり方やできること知っておこうと思いました。