AWS クラウドプラクティショナー 取得まで
職種や前提知識
Webのフロントエンドエンジニア。
過去に案件でAWSを用いたプロジェクトはいくつか担当しましたが、実際にコンソール上で設定を変更したりすることはほぼなく、よく使われるサービス(EC2/S3/ELB/CloudFrontあたり)がどのようなサービスであるかをなんとなく知っている程度。
VPCなどコーディング業務から遠いサービスは今回ほぼ初めて聞いた程度でネットワークやサーバーに関しての知識も基礎部分はかなりあやしいです。
認定資格テキストの読みこみ(本)
まずAWS認定資格試験テキスト「AWS認定 クラウドプラクティショナー」 https://www.amazon.co.jp/dp/4797397403/ の読みこみを行いました。
認定試験の知識のなかで一番ベースとなる知識をつけることができ、試験のレベル感もこの本で把握していきました。
1週目は分からない部分がありながらも一通り読み進めて設問を解きました。
初めて聞くサービスや用語も多いので、
- 資格取得の全体の雰囲気(設問の出され方など)を把握する
- 聞いたことがない用語に関しては把握する
- 聞いたことがあるサービスに関しては、概要を説明できる
- 聞いたことがないサービスに関しては、どのようなサービスかをぼんやりと認識できる
- AWSの責任共有モデルやセキュリティ、料金システムに関しては細かい仕組みや数字は覚えられず、基本的な考え方や方向性に関して認識できる程度の理解度までが1週目では限界でした。
※全部を覚えようとするとパンクしてしまうと思い途中で方向転換
トレーニングプログラム AWS Cloud Practitioner Essentials(動画)
AWSが提供しているクラウドプラクティショナー向けの動画カリキュラム。
現在配信されているパート2ではなくパート1?を見たような気がしますが、全7〜8時間くらいで長めです。
認定資格用に作られている動画と、初心者ユーザー向けのサービス紹介の動画の2タイプで構成されていましたので、有益度合いは人によるかなと思います。(聞いておいて損はしないですが)
機械翻訳的な日本語音声なのでちょっと聞きづらさを感じてしまいました。
各セクションの最後に設問があるので役に立ちます。難易度が高く感じました。(動画に出てないことも出てくる)
この時点で50%くらいの正答率だったので結構ヘコみました。
このあたりで勉強開始前までに聞いたことないサービスに関しても概要は理解できたと思いますが、まだまだ細かい所は覚えられていなかったと思います。
そのため、この段階でもう一度テキストを読みました。(2周目)
実際にAWSを触ってみる
実際にAWSのアカウント作成して無料枠で触ってみました。
参考にしたのは少し古いですが 0から始めるAWS入門:概要 - Qiita などをみながら進めて、VPC設定、インスタンスの立ち上げくらいまで行ってみました。(約2時間程度)
AWS Innovate 2019 AWSome Day セッション(動画)
AWS公式の初心者向けセッション動画を一通り見ました。(4動画)
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/aws-innovate/sessions/#awsomeday02
こちらは厳密に資格対策用の教材ではないですが、内容はかなり初心者向けに作られています。
図を用いながら説明があるので、もしかすると認定資格テキストの前の最初の段階で見るほうがいいかもしれません。
スピーカーの方が2人いるのですが、掛け合いして進んでいくので、個人的には飽きずに楽しむことができました。
これまでの知識の復習など
- よく使われる用語や試験範囲のサービス一覧を自分でまとめてみる
- テキストの読みこみ 2回(3週目、4週目)
- 認定資格テキストとトレーニングプログラムの設問を改めて一通りやってみる
模擬試験
試験の1週間くらい前に受けました。
正解90%程度。
本試験より難易度はやさしいとは分かっていたものの、だいたい正解だったので試験の日程を1週間後に設定できました。
解答と解説がないのであまり有益でないかもですが、試験形式に慣れるためにやっておいたほうがよいです。
試験結果
820点ほどで合格。
- 20%:間違いなく正解
- 60%:なんとなく正解かな
- 10%:たぶん間違いかな
- 10%:これ分かんないな
というくらいの感触でした。90分の持ち時間でだいたい30分で一通り回答、15〜20分でマークつけた問題の見直しを行いました。(40分余り)
勉強期間はGW明けくらいから初めて6月上旬の受験だったので1ヶ月ほど。
通勤時間に本読んだり、動画は週末に見たりしました。
はじめは他の勉強や課題と同時並行で進めれるかなと思っていましたが、本の読み込み1週目でこれ大変だなと思って5月中旬以降はほぼこれだけの勉強期間になってしまいました。
問題内容や難易度/対策
認定資格を取ること、が目的であれば直接コンソール触わらなくてもOKかなと思います。
初見のサービス名がいきなり出たり、知らない英語の用語が出てきたりして焦ってましたが、
70%正解なら合格にはなるので、簡単(素直)な問題などを落とさないように基礎固めておいたほうが安心できそうです。
- EC2(インスタンスタイプなど)
- RDS(データベース周り)
- IAM(ユーザー権限)
に関してはそれぞれ3問ずつ以上は出たと思うので、しっかりおさえておいたほうがよいかなと感じます。
(IAMとかMFAとか5回以上設問や選択肢であった気もする)
自分みたいなレベル感の人はとりあえずサービス名や用語覚えるまでの段階が一苦労と思いますが、
そこを乗り越えたらそれぞれの特徴覚えて、問題の傾向やクセを理解するテクニック的なところになるので割と一気にいけちゃうと思いました。