【読書メモ】UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX
【新版】UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX
- 作者: 安藤剛,水野勝仁,萩原俊矢,ドミニク・チェン,菅俊一,鹿野護,有馬トモユキ,渡邊恵太,須齋佑紀/津?将氏,庄野祐輔,藤田夏海,塚田有那,増川草介??栂木一徳
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2018/10/19
- メディア: 単行本
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UI関連の本で以前から欲しい物リストに入っていた UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX を読みました。
概要・ポイント
事例では、
- Intuitive
- Minimal & Clean
- Analog & Comfortable
- Illustration & Infographic
- Micro Interaction
- Onboading Illustration
- Internet of Things
の各テーマの事例がいくつか画面キャプチャありで掲載されています。
主にアプリのUIについてで、Webに派生しているものはほんのわずか紹介がある形。
ページ数的にこの事例がこの本のメインなんじゃないかと思っていたのですが、事例の合間に描き下ろしのコラムが10個ほどあります。
興味深かったのは、、いくつかピックアップしようと思いましたが全部ですね。
- Apple が目指す「流れるインターフェイス」 | 安藤剛
- 思考とジェスチャーとのあいだの微細なインタラクションがマインドをつくる | 水野勝仁
- 個人的なインタラクション | 萩原俊矢
- ユーザーのウェルビーイングのためのUI/UX | ドミニク・チェン
- 導線としての制約を作る | 菅俊一
- 動きとUI デザイン | 鹿野護
- 話法について | 有馬トモユキ
- UI の外在化とメタハードウェア | 渡邊恵太
- 世界観への期待を創るUI デザインとエクスペリエンサビリティを向上するUX | 須齋佑紀/津﨑将氏
UIの変遷的な話の基礎部分から、それぞれの観点で捉えるUIについて語られるといった感じでしょうか。
特に近年のUIについてはフラットデザインで理解が止まっていたので Fluid Interface のこと、その潮流に伴う思考の変化など勉強になりました。
あとは個人的にUX寄りですがウェルビーイングについては初めて触れる観点でいろいろな世界があるなあと感じました。
巻末の再録は、
- メタファー、ボタン、テクスチャ、色面、ピクセル | 水野勝仁
- マテリアルデザインとその可能性 | 深津貴之
- レスポンシブ・タイポグラフィ | iA
が特に興味深かったです。
良かった点
- 事例が新しい、印刷がきれい
- コラムが充実
惜しかった点
特になし。
ほんのサイズがちょい大きいくらいです(けど事例見せるためと思うのでしょうがないかなと)
まとめ
ぱっと本屋で立ち読みして事例目当てで買いましたが、どちらかというとコラムが面白かったです。