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書籍『Webアプリケーションアクセシビリティ』を読んだ

目次

Webアクセシビリティの体系的な学習目的でWebアプリケーションアクセシビリティ―今日から始める現場からの改善を読んだ。

WCAGの各ガイドラインを0から100まで解説するものではなく、既存のアプリケーションで起こりがちな事例に対して改善方法の解説、アクセシビリティの取り組みのはじめ方、人の巻き込み方や組織推進など広いテーマを扱っている印象を持った。 Reactのコードも出てくるが比較的シンプルなため、細かい所まで理解していなくても実装の目的は把握できた。

私は最初から順に読み進めたが、ページ数も多いためymrlさん(著者の1人)が書いた「Webアプリケーションアクセシビリティ」どこから読む?を参考にするとよさそう。

学べた/感じたこと

支援技術の使われ方、支援技術がどうアウトプットするか

例えばスクリーンリーダーがどのような挙動で読み上げがなされるため、この課題にはこういう解決法が良いといった形で書かれていることが多かった。自然と相手がどう受け取るかを想像する癖を付けれるようになりそうでとても良い。 ただ書籍内でも書かれている通り、障害当事者へのインタビューなどを通してさらに実感や理解をする必要がある。

開発現場で起こりうる状況が想定されている

設計/見た目のデザイン/コードレベルで改善すること、それぞれ現場で起こりうる状況を起点にしてどう改善していくべきかが解説されている。 おそらく筆者が経験してきたことでもあるだろうが、どのように仕様を解釈して改善していくか思考を覗ける感覚なのでイメージがつきやすい。

まとめ

あくまでも「Webアプリケーション」を主な対象としたアクセシビリティ改善について書かれているが、Webサイト制作においても通じるTipsなども多く参考になった。 実務に際して手元に置いて必要な箇所を都度読み直していきたいと思う。

そのほか参考リンクなど