書籍『HTML解体新書』を読んだ
目次
HTMLを改めておさらいするためにHTML解体新書を読んだ。
基本的にはHTML仕様に沿った解説書で、実務のマークアップで使用するHTMLタグや属性についての解説が網羅されている。 また杓子定規に仕様を受け取るとこのようにも書いてもエラーにはならないが、実質使用するケースは想定されないなどの解釈も掲載。仕様から個々に読み取る幅がありそうな話題についても説明されている。
アクセシビリティについても解説が豊富で、第4章はWAI-ARIAの説明や、HTMLタグの解説に「アクセシビリティ上の注意点」の項目があるものも多い。
学べた/感じたこと
仕様についての変遷
どのような人物、どのような経緯で生まれた団体が、いつどのような仕様を、何を目的として作ってきたかが第1章に分かりやすく書かれている。 特に第1章4節「ウェブアクセシビリティの基礎」では、WCAGのガイドライン策定の経緯と現状がまとめられている。なかなかWeb上で信憑性含めると得づらい情報のため勉強になった。(書籍発売年の2022年より前の情報)
全く知らないことを知れた
ある程度の期間はHTMLを書いてきたので初見のタグや属性は少なかったが、まだまだ分かってなかったなと感じた。
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タグの type
属性値は submit
が既定値など、単純な知識としても、意識すべき勘所としても参考になった。
まとめ
書籍タイトルの「HTML解体新書」やキャッチコピーの「HTMLによる、HTMLのための、HTMLだけの本」はまさにその通りだなと思う。 これまで10年ほどWeb制作に携わっているものの、このように改めてHTMLに特化して学ぶことをしていないため初めて知ること、今の仕様ではそうなっているのか、と知識を得られたことが多かった。