Cloudflareのビルドキャッシュ設定を試してみる
目次
概要
Cloudflareのビルドキャッシュ(Build caching) 設定をAstroで構築している本ブログで試してみた。
ビルドキャッシュ設定
Workers & Pages > 設定 > ビルド > ビルドキャッシュ
より「有効」に設定する。
ドキュメントにある通りAstroの場合は node_modules/.astro
がキャッシュされる。
最大10GBで最終読み取り日から7日後まで保持され、手動で行う場合も同設定ページよりキャッシュ削除を行う。
※ 現状はベータ版
結果
ビルドキャッシュ設定 | 依存関係のインストール時間 | デプロイまでの時間 |
---|---|---|
前(1回目) | 24s | 66s |
前(2回目) | 25s | 67s |
前(3回目) | 23s | 67s |
後(1回目) | 09s | 52s |
後(2回目) | 10s | 56s |
後(3回目) | 10s | 54s |
ビルドキャッシュ設定後のログには下記が出力された。(build outputってなんだ)
Restoring from dependencies cache
Restoring from build output cache
Success: Dependencies restored from build cache.
所感
- 倍速になるほどではなかったが気持ち早くなる
- ローカルで新しいモジュールインストールした後もキャッシュ削除する必要はなさそう
- Cloudflareでnpm intallに時間がかかる & 不具合起きたときに問題の切り分け対象として忘れない & ベータが取れて正式版になれば設定オンにしてもよいのかな